こんにちは!合理的でわかりやすいを目指すいまどき着物講座です。
第11講座は着付の小物あれこれ
前回「着物」の小物あれこれで後回しになってしまった「着付」の小物の話もしないわけにはいきません!せっかくなら着物を買うときにオマケで付けてもらうなり、送料無料で購入したいですもんね。
そんなわけで、地味だけど奥が深い着付小物についてご紹介します。
着付小物は人による
まず最初に知っておいてほしいことです。定番の着付小物はもちろんありますが、実は細かいところでは人により使う小物は様々。なぜなら着物の着方が全然違うんですよね。
私は今まで3カ所の着付講座に通ったことがありますが、それぞれ着方は3様で、使う小物も違っていました。YouTubeで色々な方の着付を見ても、使ってる小物は様々です。
だからもし着付教室に通おうと思ったら、自分はどんな小物や手順で着たいのか、しっかり擦り合わせて選ぶことが大切です。
定番の着付小物
まずはどんな着方でも大抵使う定番小物から。フリー画像がなかなか揃えられなかったので、広告画像ですみません。。。
①和装ブラ
着物用の「寄せない上げないブラ」。これは着物を着た時に帯の上に胸が乗っているという、ものすごくダサい状態を避けるために必要。
普段から着物を着る方はブラトップで上手に着られたりするが、初心者や礼装などきちんとした時には絶対必要な物。
胸の大きい方やかぶれやすい方は、サラシを巻く場合も。
②肌襦袢・裾よけ
長襦袢の下に着るスリップのようなもの。基本は上半身に肌襦袢、下半身に裾よけを着用する。それ以外にもワンピースタイプや、キャミソールとステテコで代用する場合も。
要は汗を取り、長襦袢や着物の裾さばきをスムーズに出来れば問題ないけど、機能としては何かしら着用してねと。
③衿芯
長襦袢の衿にいれて、衿元をシャキッとさせる。素材はプラスチックや夏はメッシュのものも。
④腰紐
どんな着方をするかにもよるが、5本はあったほうが無難。素材は色々あるがモスリンが定番。
⑤伊達締め
腰紐で縛った上から、着付をさらに固定させるために使う太い紐。長襦用と着物用で2本必要。博多織や、マジックテープなど種類は様々。個人的には、脇がゴムになっているシャーリングタイプはおはしょりの調整が出来るので1本あると便利。
⑥帯板
シワが出ないよう帯に挟むもの。ベルトが付いたタイプは長襦袢の上に付けておくため、帯を結ぶ時に手が離れるので着付がラク。ベルトがないものは帯の間に挟むため仕上がりがより綺麗。お好みで。
⑦帯枕
お太鼓を作るのに必要。大きさが細かく分かれていて、華やかな場や若者は大きめ、年齢が高くなるほどボリューム控えめが好ましい。
初心者はあまり柔らかすぎる素材より少し硬めのほうがいいかなと。体に縛りつけるので、1.5mほどのガーゼで巻いて使う。
⑧補正グッズ
着物を綺麗に着るために絶対に欠かせないのが補正。着物は直線の布で作ったものなので、着る側も直線=寸胴にしなければシワだらけに。そこで補正グッズが必要です。
補正が必要な場所は、主には鎖骨回りと腰回り。基本は手拭いとタオルでOK。便利グッズとして、ベルト付きパッドなどがある。
⑨着付クリップ
着物に跡が残りにくいクリップ。人に着せる場合は必須だが、自分で着る場合は洗濯バサミでもなんとかなる。1つあると無難。
便利グッズな小物達
続いては、少しでも手軽に着れるように進化してきた便利グッズ。もちろん全部揃える必要はなく、今後の参考まで。今回はメジャーなものを。
①コーリンベルト
着物を着るときに、胸紐替わりに使う。衿元をクリップで留めるので、衿が着崩れにくい。
②ウエストベルト
着物を着る時に、腰紐替わりに使う。腰紐がしっかり結べない初心者や、伸縮するので食事の時にオススメ。
③マジックベルト
伊達締めの1つで、マジックテープで留めるタイプ。裏が滑りにくい素材なので着崩れにくいが、蒸れやすいのが難点。
④枠付き帯枕
帯枕の下に四角い枠がついたもの。先に帯の形を作ってから背中に付けるので、変わった帯結びを自分で着るときや、事前に用意しておいて急いで着たい時、着崩れが心配なときなどに便利。初心者にも便利だが、スタンダードではないので、手結びがやりたい人には不要。
⑤帯止め金具・お太鼓止め
帯を縛ったり紐で押さえたりしなくても結べる便利グッズ。種類は幾つかある。私はマネークリップのような形のものを使っています。
⑥2重仮紐・3重仮紐
振袖など変わり結びなどに使うことが多いので基本は不要。ただ半幅帯にはよく使うので、半幅帯で着たい場合は1本あると出来る結び方が増える。
ピンク?白?どっちがいいの
そういえば着付け小物ってだいたい白か薄ピンクです。どっちを買おうか悩みますよね。留袖など礼装には白です。でもそれ以外は調べても、明確な答えは見つかりませんでした。なので、留袖の着用予定がなければ本当にお好きでよさそう。でも真っ白の着物を着たい方は透ける可能性があるので、白のほうがいいかな~。夏帯も透ける場合があるので、夏の帯枕は白がいいかも。という程度です。
さいごに
いかがでしたか?着付教室によっては最初に様々な便利グッズを購入させられることもあります。私は気にせず選んだ結果、枠付き帯枕を使うレッスンで後悔したことがあります。。私のように失敗しないために、you tubeなど見て、自分はどんな着方をしたいか少しイメージしてみるといいですよ。
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